魅力満載の介護職の働き方

介護職は「きつい、汚い、給与が低い」といった3K職です。また、重労働が主なので介護職は避けたいという人も少なからず見受けられます。しかし、働き方について魅力たっぷりであることを知ったらどうでしょうか。ちょっと考え方を変えてみると、介護職は「要介護者や高齢者の夢を叶えるお手伝いをする仕事」です。歌を歌う、買い物に出かけるなど、高齢者が自分一人ではなかなかできないことをお手伝いすることで、その人らしい生き方を後押しすることができます。

また、入浴や排せつの介助は大変ですが、高齢者自身の尊厳を保つお手伝いをしていることにもつながります。もちろん、身体介護は肉体的にも精神的にもきついところは否めません。しかし、高齢者と話をすることで得られるものも大きいです。昔のカルチャーや昭和の豊かな時代の話など、断片的にも話が聞けると楽しいと感じられることでしょう。また「ありがとう」とお礼をいわれることも魅力に感じられる点だといわれています。

介護職は、自立を促すことも仕事の一つです。これからの介護は「介護度を高めない、生活を支援する介護」へ変化していきます。これまでは、介護士がさまざまなお世話を担ってきましたが、作業療法士や訪問看護師、ケアマネージャーなどと分担をしながらお世話ができるシステムが整い始めています。介護士自身の業務負担も減っていくので、生活と仕事のメリハリがついた仕事ができるようになります。ライフスタイルに合わせた働き方ができる職場も増えているので、さらに魅力あふれる仕事となることでしょう。